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★ 芝南烟燻鴨
 香りのスモークダック、蒸しパン添え。四川の名菓だ。日本の生のアヒルを、クスの葉がある時期にはクスの葉で、今の時期は朴葉と柏の葉で燻したもの。下味をつけて燻して蒸して揚げて、と手間を惜しまず、丁寧に作ってある。柔らかくてジューシー。デリケートなシェル形のパンと、ナッツや唐辛子入りの自家製ジャンも最高のお味。2,800円。

★ 茶香鮮蛯
 最近、下風シェフの興味は広東料理にも向けられている。 広東風のお茶の葉料理を四川スタイルにアレンジしたもの。芝エビをカリカリッと揚げ、湯で戻して唐揚げにしたウ一口ン茶を、たっぷりの唐辛子とともに。2,000円。

★ 什錦攅盒
前菜盛り合わせ。中国製の蓋付きお重に盛られた前菜。ピーナッツの香料煮、チシャトウの豆鼓オイル漬け、乾燥エンドウ豆を練り上げたもの・水納豆ソース、麻辣牛肉干、ぷりぷり豆乳など。1人分1,000円。写真は3人分。


2008-03-15掲載


★ 神楽坂 芝蘭


ますます、おいしさに磨きがかかってます。外さない、外れないビリ辛味も揃ってます。

 銀座店が閉まったと思ったら、神楽坂の、まるで隠れ家のような素敵な場所に移転&変身していた。ちょっと見つけにくいのも、なんだかいい感じ。オーナーシェフの下風慎二さんは、相も変わらず熱かった。移転の最中に、しばらく四川に出かけ、中国の料理人たちと一緒に鍋を振った。それがものすごく刺激になったという。日々刻々、下風シェフの料理は進化を続けている。だから、店には常に活気があふれる。調味料から何から、ほとんど全部が手作り。もう、年を忘れちゃって精進に励む日々だ。料理はどれも、五感の全部を刺激する。五味五色なんていうけれど、なにしろ、香りは七変化、辛みはチョー多彩、甘みも苦みも酸味も多種多様。複雑な味わいがからみ合い、ねじり合うのだけれど、全体的にはすきっと爽快だ。食後感の痛快なこと、この上なし。さあて、今夜も思いっきり、シビレさせてもらいましょうか。

photo/Akihiro Nagata
text/Michiko Watanabe


● 神楽坂 芝蘭(かぐらざか ちーらん)
東京都新宿区神楽坂3-1クレール神楽坂2 2F
tel. 03・5225・3225。
11時〜14寺30分L0、17時〜22時LO。無休
交通:東京メトロ飯田橋駅B4b出口から徒歩3分、JR飯田橋駅から徒歩5分。席予約の場合は、前菜1人分(1,000円)が付く。週替わりのランチは、ご飯、漬物、デザー卜は食べ放題で1,000円。4種類の中からメインを1品選ぶ。陳麻婆豆腐がいただけるスペシャルランチ1,200円、今週の御膳2,500円など。ディナーのコースは1人5,250円〜(2人分〜)。四川から直送の香辛料をふんだんに使った四川の鍋コース1人8,400円(3人分〜)もあり。汁なし担々麺、汁ありの芝蘭担々麺(各1,000門)も必食ね。


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