
★ 豚ロースの黒酢の妙めもの どうです、このあん。たまらんおいしさなんですわ。酸味が強すぎず、ほんのり効いてるところが、たまらんのです。豚ロースをスティックに切り、下味をつけて衣をつけて揚げてから、黒酢あんをからめたシンプルな一品だが、味わいはじっくりと美味。マコモ茸を揚げて、ダイナミックに添えてある。ボリュームたっぷり。これで2、3人分、2,500円。 
★ エビの黒胡麻ソースかけ 車エビをふわっふわの衣をつけて揚げたもの。黒胡麻の濃厚なソースがたらりとかかっているんだけど、少ないかなと思うでしょ。でも、山椒は小粒でぴりりと辛い。まさに、山椒の風味も効いてて、パンチあり。2,400円。 
★ エビとカニの太春巻 ぶりっぶりのエビをそのままの形で、カニのすり身とともに巻き込んだ大胆な一品。エビ、カニ好きにはおすすめ。皮の「カリッ」とエビの「プリッ」、カニの「ブルッ」が口の中で炸裂。形もソー・キュート。1,575円。 
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| 2008-03-15掲載
やさしくって深〜い、じわじわと沁み渡る中国料理の真髄を堪能できます。
オーナーシェフの孫成順さんは、北京生まれ。最年少で特級厨師を取得した後、来日。今年で17年になる。いくつかの店を経て、4年前に独立。昨秋、念願だった自分の名を冠した店をオープンした。 孫さんの料理は、ひと口でガツンとくるわけではない。インパクトは強くないが、じんわりと、長〜く深〜く沌み渡ってくる料理である。日本料理の上等な椀ものをいただいた時のような感じだ。きちっととったスープがベースだから、ボディのしっかりした美味である。常連ならば、孫さんにぁまかせ、なんて言いたいところだが、初めてでもその真髄を味わい尽くせる コースあり。もっと喜ばせたい、と研究を欠かさない孫さんの魅力を満喫できるはず。ねっとりとからみつくような甘酢あんが食欲をそそる「車エビの甘酢辛み炒め」や、洗練された「北京ダック」などなど、何を食べても間違いがない。これじゃあ、リピートせずにはいられないね。
photo/Akihiro Nagata text/Michiko Watabe
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